ストレスと腎機能低下による高血圧
血圧とは血液が血管の壁を押す圧力のこと。 高血圧には以下の2つのタイプがあります。 【1】血管が収縮して圧力が上がるタイプ 【2】血液量が増えてパンパンになるタイプ 【1】血管収縮タイプ これは主にストレスが原因です。 ストレスが多い人は交感神経が活発になり、血管が勝手に収縮します。 交感神経は体を活発にさせる自律神経です。 イザという時にすぐ行動がとれるように、体の隅々の筋肉に血液を送り、常にスタンバイの状態にします。 この時に血管は収縮していた方が血液が勢いよく流れるので、交感神経によって血管が収縮状態になります。 体内の血液量は変わらないのに血管が細くなれば、血管にかかる圧力は上がります。 【2】血液増えてパンパンタイプ これは塩分摂取や腎臓病と関係します。 塩分を摂ると血液中の塩分濃度が高くなります。 体は血液中の塩分濃度を一定にするため、水分を血管内に取り入れ、濃度を薄めます。 その結果、血液量は多くなり、血管はパンパンの状態になります。 最終的に血液は腎臓で「ろ過」されます。 余分な塩分と水分は膀胱へ送り、排泄させます。 腎臓の働きが弱い人は排泄できず、血中に塩分+水分が多いままになり、パンパン状態が続いてしまうことになります。 【1】も【2】も、原因さえ分かれば正しく治療でき、完治します。 ヒトの体は、血液の濃度も量も、血管の収縮・拡張も、常に正常値になるようにコントロールされているため、原因を治せば正常な血圧を保った生活に戻ることが出来ます。 しかし、ネックになるのが加齢と肥満です。 腎臓の働きが弱くなり、パンパンタイプの高血圧になりやすくなります。 しかも、加齢と肥満は動脈硬化 (血管が硬くなる病症) を引き起こすため、血管収縮タイプの高血圧にもなってしまいます。 血管収縮タイプ と 血液パンパンタイプ の 二重苦を負ってしまう事になります。 アメリカでの大規模調査によると、高血圧に有効なセルフケアは 1位・・・ダイエット(カロリーオフ) 2位・・・運動 3位・・・減塩 という結果になったそうです。 この中でもダントツはダイエットによる高血圧治療。 これは肥満大国アメリカ特有の結果かもしれませんが、低カロリー食ダイエットにより腎臓機能が向上し、動脈硬化も改善されて血圧低下につながるケースが最も多かったとの事です。 運動量を増やすことによる高血圧治療も有効です。 運動をして血流量を増やすことにより、血管細胞から一酸化窒素 (NO) が分泌されます。 一酸化窒素 (NO) は血管を柔らかくし、動脈硬化を改善する効果を持っています。 また運動量を増やすことによってANPの分泌が良くなります。 ※ANPとは利尿を促すホルモンです。 塩分+水分により血液量が増え、血管がパンパンになると腎臓は塩分・水分を排泄する方向に働きます。 排泄するように腎臓に働きかけるのがANPというホルモンです。 日本では「塩分摂取⇒高血圧」・「高血圧⇒減塩」という事が主に取り上げられますが、高血圧と塩分が関係する人と、関係しない人がいます。 上記のとおり 【1】ストレスにより血管が収縮して圧力が上がるタイプ 【2】腎機能低下で血液量が増えてパンパンになるタイプ が主な原因ですので、腎臓が健康で塩分排泄が正常な人は塩分を多めに摂っても高血圧にはならないんですよね。 とは言え、加齢によって腎臓機能は衰えますし、過剰な塩分摂取により血中の塩分濃度が上がり過ぎると血管を傷つけて動脈硬化を引き起こします。 若い人も、腎臓が健康な人も、念のために「塩分とりすぎ」に注意していきましょう。 このブログの関連記事: ・高血圧対策の生活リズム 〔サイトマップ〕 健康・美容・ダイエット・・・体に良い物をいろいろ探す 美容と健康の探偵団ブログ ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ●当ブログは健康・美容・ダイエット・サプリメント・健康食品ランキングに参加中です。 ●クリックして頂けると大変ウレシイです。 宜しくお願いします。 m(_ _ )m |
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